オンプレミスからAWSへの段階的移行により、運用コストの削減と可用性向上を実現
京都市内で3店舗を展開する小売業A社は、創業以来使用してきたオンプレミスサーバーの老朽化に伴い、クラウド移行という大きな決断を迫られていました。Mind Core Lab Waveは初期アセスメントから本番移行・運用体制構築まで、一貫してサポートを行いました。
専任IT担当者が不在の中小企業が、安心してクラウド環境へ移行できるよう、技術面だけでなく社内への定着支援まで包括的に取り組んだ事例です。
| 企業規模 | 小売業、従業員約50名、3店舗運営 |
|---|---|
| 課題 | 老朽化オンプレミスサーバーの更新と運用コスト削減 |
| 対応サービス | クラウド導入支援・システム運用・保守 |
| 導入期間 | 約4ヶ月 |
| 対応クラウド | Amazon Web Services (AWS) |
A社では、販売管理・在庫管理・顧客データの管理を、社内に設置したオンプレミスサーバー1台で賄ってきました。しかし、導入から5年以上が経過したサーバーはハードウェアの劣化が進み、月に数回はシステムダウンが発生する状態でした。特に繁忙期の週末や年末セール期間中に障害が起きると、レジ処理や在庫確認ができなくなり、3店舗すべての業務が一時停止するという深刻な影響が出ていました。
もうひとつの問題が、社内にIT専任担当者が存在しないことでした。障害が起きるたびに外部ベンダーへ緊急連絡し、エンジニアの出張対応を依頼する形を取っていたため、その都度数万円規模の費用が発生していました。年間を通じると、予定外の保守費用だけで相当の出費となっており、経営者から「このまま維持し続けることが本当に合理的なのか」という疑問の声が上がっていました。
さらに、データバックアップの仕組みが整備されておらず、担当スタッフが手動でUSBメモリへコピーする運用に頼っていました。コピーを忘れた日があっても気づかないケースがあり、万が一のサーバー故障時にはデータの一部または全部を失うリスクが現実的に存在していました。
初回のヒアリングで業務フロー・データ量・将来の店舗拡大計画を丁寧に確認したうえで、一括移行ではなく段階的移行方式を提案しました。いきなり全システムをクラウドへ切り替えるのではなく、リスクを分散しながら確実に移行することで、業務への影響を最小限に抑えることを優先しました。
「移行前は、週末の忙しい時間帯にサーバーが落ちるたびに、スタッフ全員が手書き対応に切り替えてその後の集計に何時間もかかっていました。クラウドに移行してからはそういった事態がなくなり、現場のスタッフからも安心して働けると声が上がっています。バックアップも自動でやってくれているので、データのことを気にせずに本来の商売に集中できるようになりました。最初はクラウドというものがよくわからなくて不安でしたが、Mind Core Lab Waveさんが一つひとつ丁寧に説明してくださったので、私のような技術に詳しくない経営者でも最後まで安心して任せることができました。」
「うちでもできるだろうか」「費用はどのくらいかかるか」など、小さな疑問から歓迎します。貴社の状況をお聞きしたうえで、最適な進め方をご提案します。